福寿草=2024年4月8日、清田緑地

 清田緑地(札幌市清田区清田1条2丁目)で4月8日(月)、黄金色のフクジュソウ(福寿草)の花が春の日差しを浴びて咲いているのを見かけました。

 清田緑地内を歩くと、黄色いナニワズの花や、ミズバショウも咲き始めています。

 清田緑地は面積が1.1ヘクタールあり、シラカバやミズナラ、クリ等の樹木や様々な植物が植生されています。湿地もあり、「住宅街に隣接した良好な緑地」として清田第2特別緑地保全地区に指定されています。

 フクジュソウは黄金色の見事な花で、雪国に春一番を告げる草花の代表であり、「春の使者」とも呼ばれる花です。

黄金色に輝く福寿草

 北海道のフォークソングの草分けである浅沼修さんの名曲「時計台のある街」に次のような歌詞があります。

雪が溶ければ 金色の
ふくじゅ草の 咲く森へ
いつか帰ろう 僕のふるさと
時計台の 鐘の鳴る街へ

 福寿草は、雪解けの早春の札幌に合った花です。

 清田緑地内では、黄色いナニワズの花も見かけました。

 

ナニワズの花

ナニワズは、ちょっと見たところ野草のようですが、れっきとした樹木です。ただし、かなり小さな木です。本州の北陸以北と北海道に分布し、雪が残る早春に黄色い花が咲きます。希少種なのでしょうか、清田緑地でも、その数は多くはないようです。

 清田緑地の湿地には、ミズバショウも咲き始めました。ただし、見頃はこれからです。

 清田緑地内は残雪が残り、湿地帯の木道もまだ雪が残っており、少し歩きづらかったです。あと数日で雪が全部解けて散策しやすくなることでしょう。

 清田緑地近くの厚別川(あしりべつ川)の土手にも行ってみました。何日か前に地面に出始めたフキノトウが群生し始めていました。

咲き始めたミズバショウ=清田緑地

フキノトウ=厚別川土手

早春の清田緑地=2024年4月8日