ごみ拾いをスポーツ感覚で楽しむ「ほっかいもっかい杯スポGOMI大会in札幌」が9月2日(土)、清田区役所前市民交流広場を集合場所にして清田地区で開催されました。

 これは、ほっかいもっかいグループ(北海紙管、もっかいトラスト)=札幌市清田区清田1条1丁目=が中心になって設立した特定非営利活動法人北海道スポーツGOMI拾い連盟が主催し、清田地区商工振興会と清田区が協力して開催したものです。

「ごみ拾いは、スポーツだ!」

 「スポGOMI大会in札幌」は、「スポーツで、街をキレイにする」という趣旨で2011年に始まり、今年で11回目になります。清田区では初開催です。

 大会には、職場や仲間、家族らで構成したチーム(1チーム5人以下)38組、約160人が参加しました。

 区役所前の広場で、まず開会式を行いました。清田地区商工振興会の山田会長が「スポーツで清田区がきれいになればいいなと思います」と挨拶。続いて、清田区の「チームピクミン」として参加した伏見悠汰ちゃんと伏見碧波ちゃんの2人が元気に選手宣誓しました。

 そして全員で「ごみ拾いは、スポーツだ!」と大きな声を上げて、広場を出発、ごみ拾いに街に繰り出しました。

 清田区役所周辺の清田、真栄、平岡の一部が競技範囲。参加者はごみ袋と火ばさみを持って、歩きながらごみを拾い集めました。

 制限時間は1時間で、集めたごみの量に応じたポイントで競います。100g当たりのポイントが、たばこの吸い殻やペットボトルは高く、燃えるゴミなどは低いといったルールがあります。

拾い集めたごみ

 参加者は、ペットボトルやたばこの吸い殻などのごみを見つけては、ごみ袋に入れていきましたが、清田区はポイ捨てのごみが少ないようで、参加者は「清田区はまちがきれいで、ごみ集めは大変」と苦笑い。

 それでも、厚別川(あしりべつ川)の土手の草むらなどには、結構、ごみが落ちていて、厚別川沿いに狙いを定めたグループは、効率よくごみを集めていたようでした。

表彰式。晴れの1位、2位、3位チーム

 1時間後。参加した各チームは、集めたごみ袋を持って再び区役所前広場へ。主催者のスタッフが重量を図り、順位を決めました。

 その結果、優勝は「トヨタL&F札幌Lチーム」(8.6kg)。2位は「チームあつドン」(7.7kg)、3位は公益社団法人ふる里公苑(5.8kg)でした。表彰式で、賞品などが贈られました。

HBC水野アナウンサーから優勝インタビューを受けるトヨタL&F札幌Lチーム

 また、様々な飛び賞もあり、清田区や西北ロータリークラブ、ドン・キホーテ平岡店、HBCラジオ、北清グループ、ほっかいもっかいなど協賛企業・団体から賞品が贈られました。

 区役所前広場には、清田区のコクドウカレー、サブロクチキンのキッチンカーやテントが出店、ちょっとしたお祭りの雰囲気でした。大会も小さな子供から年配者までが参加、和気あいあいとした和やかな空気でした。

 最後は、みんなで集めたごみを前にして全員で記念写真を撮りました。この日、拾い集めたごみの総量は95.3kgとなりました。

スポGOMI大会に参加した皆さん=2023年9月2日、清田区役所前広場