札幌市は、清田公園の隣にある清田区民センター(清田1条2丁目)を数年後に清田区役所隣接地に移転する構想を進めています。区民センター利用者の利便性向上と清田区役所や西友清田店などがある「地域交流拠清田」の賑わいづくりのためです。

清田区民センター

 ただし、清田まちづくりセンターとあしりべつ郷土館は今の所に残留の予定です。清田地区町内会連合会の事務所も今のまま残ります。区民ホールなど今の区民センターで余ったスペースは、札幌市のコロナや防災等の備品倉庫に使う案が出ています。

 この話は地下鉄東豊線建設促進期成会(事務局:清田町連)の運動の中から出てきました。期成会は毎年、「市内の地域交流拠点17か所のうち、地下鉄もJRもないのは清田だけ。このためバスセンターもできず、地域交流拠点の形成がさっぱり進まない」と市に意見を言って来ました。

 札幌市としても、清田について何もしないのはまずいと判断、区民センターを移転することで、少しでも「地域交流拠点清田」の賑わいづくりに資することにしたものです。

 清田区民センターはまだ耐用年数が20年~30年ありますが、秋元札幌市長は2020年11月24日、清田区への地下鉄延伸を求める地下鉄期成会に対して「地域交流拠点を一歩でも二歩でも進めるため、耐用年数にこだわらず区民センターの移転を検討する」と明言しました。

 区民センターの移転構想は、この地下鉄期成会への秋元市長発言から始まりました。