長年にわたり地域の環境美化、環境衛生、ごみ減量、リサイクル推進に取り組んできた新平岡町内会保健衛生部長の由利邦朗さんが令和6年度のクリーンさっぽろ衛生推進貢献者表彰(市長表彰)を受賞しました。

地道に地域の環境美化に取り組んでいる由利邦朗さん

 表彰式は11月30日、カナモトホールで行われました。

 由利さんが住む新平岡町内会は、イオン札幌清田店から美しが丘自動車学校手前までの国道36号線と旧道とに挟まれたエリア。由利さんは、この街で長年、こつこつと地域の環境美化と環境衛生に尽力してきました。

 由利さんは長年、会社員勤めをしてきましたが、平成17年(2005年)から6年間、新平岡町内会の青少年育成部長を務めた後、平成24年(2012年)から同町内会保健衛生部長に就任し、現在に至っています。

クリーンさっぽろ表彰式。右から4人目が由利さん=11月30日、カナモトホール

 この間、由利さんはごみステーション機材を4年がかりで折り畳み式に変更し、カラス被害や違反ゴミを減らしました。

 また、プラスチックごみの増加に対応するため、ごみステーションの新規設置など地域の実情に沿った細やかな改善を図ってきました。

 新平岡町内会では、春と秋の年2回、町内清掃を実施しているほか、毎月、資源回収を実施。由利さんはそれらの中心になって環境美化の取り組みを進めてきました。

 特に、カラスやキツネによるごみ散乱や町内会のごみステーションのパトロールを長年、町内会保健衛生部の副部長さんと一緒に取り組んでいます。

 正月明けのごみステーションは毎年、ごみがあふれ出ることから、由利さんは溢れたごみを町内会の資材倉庫に移して、一時保管するなどの対策をしています。

 こうした取り組みを行っていることから、新平岡町内会(高橋弘吉会長)も令和6年度クリーンさっぽろ衛生モデル地区として表彰されました。

 由利さんは2021年から2年間、清田地区町内会連合会の保健衛生部長を務め、清田地区全体のごみ不法投棄パトロールなどにも尽力し、今も清田町連保健衛生部副部長として地域の環境美化、環境衛生に努めています。