「旧道の日」にちなんで9月9日(金)、清田区内の住民団体と清田小学校児童らが「旧道」(旧国道36号線)の花壇の手入れと歩道のごみ拾いを行いました。

旧道の花壇の手入れを行う住民

 清田区では2010年から9月10日を「キュウドウ」と読んで、「旧道の日」と定め、毎年、9月10日に旧道(北野-里塚)のうち、北海道コカ・コーラボトリング付近の通称「あしりべつ桜並木通り」区間を中心に花壇の手入れと歩道のごみ拾いを行っています。

 今年は10日が土曜日になるため、前日の9日に実施しました。2018年は北海道胆振東部地震のため中止、2020年と2021年もコロナで中止になり、今年は3年ぶり、10回目の実施となりました。

出発式で挨拶する猪野毛清田地区町連会長

 参加したのは、旧道にある12の花壇を管理する清田地区町内会連合会、札幌清田ホタルの会、清田Hi遊会、北海道コカ・コーラボトリングなどの住民団体と企業、そして清田小学校の5年生児童たちです。

 山田清田区長はじめ区職員も参加しました。

清田地区町連が管理する花壇を手入れする猪野毛会長

 参加者はコカ・コーラ駐車場に集合した後、住民団体の皆さんは、各花壇に向かい、草取りや花がら摘みを行いました。清田小の児童たちは、北野の坂下広場から御料線の交差点までの区間を歩き、ごみを拾いました。

地域の人と一緒にごみ拾いに参加した清田小児童たち

 この区間は、日ごろからきれいに清掃されていて、あまりごみは落ちていませんでした。

 清田区内で「旧道」と呼ばれているのは、北野-里塚の全長4.9㎞区間です。もともとは明治6年(1873年)、北海道開拓使が造成した札幌本道(室蘭街道)がルーツ。古くから清田の発展を支えてきた幹線道路です。

 昭和28年(1953年)には清田を含む札幌-千歳間が北海道最初の舗装道路となり、弾丸道路と呼ばれました。

 札幌オリンピック前年の昭和46年(1971年)、北野-里塚間が直線で結ぶ道路に切り替わり、今の国道36号線になりました。元の道路は市道になりましたが、今も清田区では「旧道」と呼んで親しまれています。

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