札幌ドーム隣接地にスポーツ交流拠点整備構想 札幌市 これを機に地下鉄延伸を!
札幌市は2021年10月、「札幌ドーム周辺地域におけるスポーツ交流拠点基本構想」案をまとめ、公表しました。

スポーツ交流拠点構想の予定地、北海道農業研究センターの正門
これは札幌ドーム隣接地の北海道農業研究センターの土地を活用して、新たにプロスポーツの試合やイベント興行に活用する「アリーナ」をはじめ「屋内・屋外スポーツ施設」(ラグビー場を含む)、その他「さまざまなスポーツ関連施設」、そして民間活力導入による「飲食・物販施設」や交流施設等の整備を行うというものです。
市は2030年の冬季五輪招致を念頭に、札幌ドームは開閉会式会場に、アリーナはアイスホッケー競技のメイン会場に、屋内・屋外スポーツ施設はアイスホッケー競技の練習会場や大会運営施設として活用するとしています。
アリーナや屋内・屋外スポーツ施設は将来、老朽化した月寒体育館(スケートリンク)や月寒競技場(ラグビー場など)に替わる施設という位置づけです。

札幌ドーム
予定地は国道36号線と羊ヶ丘通に挟まれた札幌ドーム隣接地。現在、北海道農業研究センターが稲作研究の水田や職員住宅棟(ほとんど空き家)などがあります。
この構想は清田区と無縁ではありません。
構想では、スポーツ交流拠点の交通アクセスはバスと駐車場拡大しか触れていません。地下鉄福住駅からは遠いので、ここは地下鉄延伸が望まれるところです。
秋元市長は「清田方面への地下鉄延伸は、北海道農業研究センターの土地活用の方向を見て検討する」と選挙公約で述べています。ぜひ、これを機に、私たちの長年の悲願である地下鉄を清田まで延伸してほしいものです。