令和4年度の清田地区懇談会が7月21日(木)、清田区役所大会議室で行われました。

清田地区懇談会=2022年7月21日

 地区懇談会は、清田地区町内会連合会や清田地区の各団体関係者と、清田区長はじめ清田区役所幹部職員との年1回の情報交換の場です。過去2年間はコロナのために開会できませんでした。

 今年は3年ぶりの開催となりましたが、コロナの感染が再拡大しているため、清田地区側は参加者を制限し、清田町連役員や町内会長、地区の団体代表者ら13名が参加しました。 清田区役所からは山田区長はじめ11名が参加しました。

 コロナ前は、地区懇談会の後、同じ会場で懇親会を開き、飲食をともにしながら、さらに区役所側と情報交換していましたが、コロナのために懇親会はやめました。

清田町連の猪野毛会長が地区の状況を説明

 地区懇談会では、清田町連の猪野毛会長が、清田地区で取り組んでいる清田公園・清田緑地などのごみ拾い、不法投棄パトロールなど「清田地区住みよい安心安全なまちづくり協議会」の活動を報告しました。

 清田区側からは、砂田直文総務企画課長から、①区役所周辺の賑わいづくり②区内外への情報発信③町内会への加入促進と札幌国際大学等と連携したまちづくり④子育て世帯・高齢者の取り組み強化-などに取り組んでいるとの報告がありました。

 このあと、意見交換に入りました。清田町連の片倉武吉副会長が地下鉄の清田区への延伸問題を取り上げ、次のように述べました。

「冬季五輪招致はいい。でも、五輪が来たからには、何かまちづくりになるもの、見返りがほしい。1972年冬季札幌五輪の時は地下鉄南北線ができた。ぜひ今度は地下鉄を清田まで開通させてほしい。地下鉄が開通すれば、清田地区の課題はかなり解決する」

 山田区長は「市が行った冬季五輪招致の世論調査では、実は札幌の中で清田区が最も賛成率が高かった。理由の一つは、五輪と絡めて地下鉄延伸に期待するものがあるのだと思う。市としては、五輪招致と絡めて札幌ドーム隣接の土地利用を見ながら検討していくという姿勢ですが、清田区民の思い、背景などを本庁に伝えていく努力をしたい」と答えました。

 新平岡町内会の高橋弘吉町内会長は、市が計画している清田区民センターの清田区役所隣接地への移転・新築に関して、「周辺の道路は狭く、急坂もあり、区民センターができると、今のままでは道路問題が必ず生じる。冬は特に大変で、危険だ。区民センターの移転新築に際しては、道路など周辺のまちづくりも行ってほしい」と要望しました。